不満を解消するだけでなく、ワンランク上の暮らしを叶えるリノベーション



最近の住宅マーケットでとみに増えているのが、リノベーションやリフォームです。

かつてはマイホームと言うと新築一辺倒でしたが、既存ストックを活用できるリノベーションは国も後押ししています。そのための環境整備も進んでいて、設備・建材メーカーはリノベーション向けの製品を開発し、金融機関もリフォーム・リノベーション用のローンを扱うようになりました。

今回は、リノベーションだからこそできることを考えてみたいと思います。



リノベーションとリフォームの違いとは?


ところで、「リノベーション」と「リフォーム」の違いをご存じですか?

実は明確な定義はなく、金融ローンにおいては「リフォームローン」という言い方で統一されていますが、メディアやリフォーム会社のコンセプトによって使い分けられているのが実情です。


リノベーション関連企業が加盟している「一般社団法人 リノベーション協議会」によると、

「リフォーム=原状回復のための修繕・営繕、不具合箇所への部分的な対処」

「リノベーション=機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した包括的な改修」

と定義されています。


噛み砕いて言えば、新築に近い状態に復帰させるのがリフォームで、思い描くライフスタイルに合わせて、間取りや設備・機能・使い方などをより主体的につくり変える改修がリノベーション、と考えてよいでしょう。ちなみに、商業ビルのワンフロアを住宅にするなど用途変更をするケースは「コンバージョン」と言います。





エリア・広さ・デザイン……住まいに望むものは何?


さて、ここからが本題です。新築ではなく、リノベーションならできることとは何でしょう。何よりのメリットは、ゼロから建てる新築に比べ、抑えた予算で好みの空間づくりができること、そしてライフスタイルや生涯設計に合わせた柔軟な住まい方ができるということです。


住まいに望む条件は、人それぞれです。たとえば週末に気軽に都心に出たり、毎日の通勤を考えると駅近は外せない、けれども猫の額のような狭いところに住むのは息苦しい。でも、駅近で広い物件なんて、資金的に不可能なのでは?


一見、無い物ねだりのような条件でも、中古物件ならば可能です。エリアや立地にもよりますが、中古ならば築半年で半額まで値が下がるというケースも。

また物件購入費用は低めに抑えて、その分、インテリアや間取りなどに予算を投じてこだわりの空間をつくるという手もあるでしょう。リノベーションは、立地・広さ・築年数の三大条件をうまく組み合わせることで、自分らしい暮らしを実現できるのです。


たとえばブルックリン・スタイルなどで、全面的にインテリアを変更。わざわざ外にでなくても、家でカフェ気分が味わえます。

寒さと暗さに悩まされ、生活全体に張りが感じられなかったところ、断熱工事や間取りの変更で、光と風が通り、見違えるように爽やかな空間に。

細かく仕切られていた部屋をゆったりとしたワンルームのLDKにして、家族みんなが集まれる居場所をつくることもできれば、静かにこもれる隠れ家のような居場所をつくることも。

リノベーションは、今ある不満を解消するだけでなく、ワンランク上の豊かな生活を叶えることができるのです。





耐震、ローン…。リノベーションでつまずきがちな注意点


リノベーションで注意しておきたいのは、耐震面です。特に1981年に建築基準法が改正される以前の「旧耐震」ですと、一戸建ての場合は費用がかかる耐震リフォームが必要になります。マンションの場合は大規模修繕が行われますので、修繕積立金がどれくらい発生しそうなのか、購入前にチェックするのがおすすめです。


また、中古住宅を購入した上でリノベーションをするならば、一般的にはリノベーションの費用も住宅ローンに組み込むのがおすすめです。「リフォームローン」を使うこともできますが、住宅ローンのほうが低金利で返済期間が長いというメリットがあります。

借入先も、大手都市銀行(信託銀行)、ネット銀行、フラット35など、それぞれメリット・デメリットがありますので、上手に選んで、無理のない返済計画を立てましょう。





先の見えない時代、リノベーションでしなやかな生き方を


毎日のようにネットやニュースで、増税や年金の問題が取り沙汰されて、はたして20〜30年後、どんな社会になっているのか不安ですよね。

このような先の見えづらい時代にあって、リノベーションは自由な生き方を支えてくれるポテンシャルをもっています。


最近は、住み替えを前提にしたリノベーションが増えているそうです。

たとえば今は子どもが幼いので、多少駅からは遠くとも保育園や小学校の多いエリアの中古を買ってリノベーションを。そして子供が巣立ってご夫婦だけになったら、その物件は売却して、駅近の便利な場所に移り住んだり、ご夫婦どちらかの田舎でおおらかに暮らす。


一つの場所に根を下ろすという考え方もありますが、ライフステージや時代にあわせてしなやかに住まい方を変えるリノベーションは、現代ならではの選択肢です。

ぜひ、信頼できるリノベーション会社さんを見つけて、理想の生き方を叶えてみてください。

(文・西村真理子)


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